みかぶしトリビア・リニューアル

三河武士に関する意外な(ちょっとうさんくさいことも含めて)真実。

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トリビア37「鳥居元忠はつまようじで‥」

torii

『鳥居元忠はつまようじで兵士たちのいさかいを鎮めようとした』

(出典・・重誠社「鳥居元忠」和田兼三郎 大正11年)

 天正三年長篠の戦の時のこと。
 家康軍の兵士たちの間ではいさかいが多かったそうです。
 こんな時、普通の大将なら「喧嘩するな!」「仲良くしろ!」と叱りつけるところでしょうが…。

 元忠、家康にこうアドバイスしたそうです。
「兵士たちにこう命じてみてください。
『皆の者、楊枝を使え。
 やがてはお前たちも首になるかもしれないのだから(身だしなみくらいしっかりしておけよ)』と。」


…はい?
思わずきょとんとする家康とその家臣。それと兵士たちのいさかいと何の関係が?
 
 元忠いわく、
「楊枝を使っていれば兵士たちのイライラも吹き飛んで軍備えもきちんと整うでしょう。
 なぜなら揉める時の人間の顔というのは口から泡を吹いて大変ジジムサキ(←原文にこう書いてあるのです)ものです。普段から楊枝を腰に指させ、身だしなみに気をつけさせれば(そんな醜い顔をすることもなくなり)素行も良くなるというものです。


 この命令が本当に実行されたのか、そしてはたして備え振りが良くなったのかは記されていませんが、こんなユニークな命令を提案する元忠、400年前にすでに「身だしなみの乱れは心の乱れ」ということを知悉していたおしゃれな人だったのかもしれません。
 また、「喧嘩をするな」とただ叱るよりも、具体的な行動を命じて兵士たち自身の意識に訴えるというやり方など見ますと、元忠という人は他人の心の機微が分かる、気配りのできる人だったのではないかとも思います(だから家康から何も言われなくても伏見城の留守居役を引き受けてしまったのかも…)。

 ちなみに当時のつまようじは木枯らし紋次郎がくわえているような20センチくらいの長ーいもので、今のようなものが出てきたのは江戸時代からなのだそうです。

 それにしても、徳川軍が食事の後みんなでシーハーシーハーしているのを想像するとちょっと楽しいですね。


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